FIFAクラブワールドカップ準決勝
FIFAクラブワールドカップ
準決勝 第6戦
18日19時30分◇横浜・日本
28′ ネマニャ・ヴィディッチ(マンチェスター・ユナイテッド)
45′ クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
74′ 山崎雅人(ガンバ大阪)
75′ ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
78′ ダレン・フレッチャー(マンチェスター・ユナイテッド)
79′ ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
85′ 遠藤保仁(ガンバ大阪)
90′ 橋本英郎(ガンバ大阪)
FIFAクラブワールドカップ準決勝
ヨーロッパ王者、マンチェスター・ユナイテッドが登場し、アジア王者、ガンバ大阪と戦います
この試合は是が非でもこの目で、生で観たいとチケットを入手
(記事は「世界の舞台への切符」
)
横浜国際総合競技場で観て来ました
結果はご存知の通り、マンチェスターUがガンバ大阪を5-3で下しましたが、点の取り合いのような展開で、すごく内容の濃い見応えのある試合でした
こんな素晴らしい試合を観られてよかったと、満足の行くものでした
今回初めて、カテゴリー1での観戦でしたが、選手に近く、臨場感溢れる感じが身に伝わって来ました
試合前のウォーミングアップで、選手たちがピッチに現れた瞬間、盛り上がるスタジアム
いよいよ世界レベルの試合が今から目の前で観られる、気持ちが高揚してくるのが分かりました
スターティングメンバーも豪華
ベテラン陣とフレッシュな若手との融合
ガンバ大阪には負傷欠場の選手が数名いたのが残念です
試合は…
ガンバ大阪が序盤からパスを繋ぎ、リズムを作ると果敢にアタックを仕掛け、五分五分の展開に見えたが、コーナーキックからヴィディッチが頭で流し込み、先制
その後も膠着状態が続くが、またもコーナーキックからのセットプレーをものにする
クリスティアーノ・ロナウドが高い打点からヘディングで追加点を奪う
前半を終え、0-2で折り返す
後半、29分にマンUがついにウェイン・ルーニーを投入する
すると、すぐにガンバ大阪の山崎が橋本からパスを受け、抜け出して、ゴールへ流し込む
これで、1-2として、次の1点に注目する展開に…
だが、すぐに投入されたばかりのルーニーがトラップから相手の裏をとり、ゴールへ流し込み、すぐさま突き放した
その後も、フレッチャー、ルーニーが点を重ね、1-5としたものの、ガンバ大阪がまだ食らいつく
相手DFのハンドから得たPKをコロコロPKの代名詞で有名な遠藤が確実に決める
さらに、後半終了間際にも橋本がボールをゴールに突き刺し、粘りを見せた
マンチェスター・ユナイテッドも攻勢に出ていたものの、ガンバ大阪がアジア王者としての底力を見せ、今季初の3失点を浴びせたという結果はすばらしいと思う
ただ、やはり欧州王者
伝統と歴史あるクラブは名ばかりではなく、実力も光るものがあった
チームとしてのコンビネーションももちろん、個で突破したり、点を決めたりと、個の力もすばらしかった
そして決定力、チャンスを必ずものにする力と、攻守の切り換えのスピードの速さは驚かされた
バロンドールを受賞し、名実ともに世界最高のプレーヤーとなったクリスティアーノ・ロナウドは、魅せるプレーをしてくれた
軽やかなステップ、加速していくスピード、深い切り返しのフェイント、正確なタッチ、高いジャンプ力、無回転FK、強烈なインパクトのシュート…
彼がボールを持つことを誰もが期待し、スタジアム全体が彼のプレー一つ一つに酔いしれていた
スタジアムの空気がそれを示していた
この日、67618もの観客の歓声と、拍手が彼のプレーの度に、沸き起こった
最後に…
本当にこの試合は贅沢なものだったと思う
期待していたクリスティアーノ・ロナウドの得点、遠藤のコロコロPK、ルーニーの得点、その他数々の得点、プレー…
観たかったもの全てが凝縮された内容の濃い90分でした
もっと観ていたい、終わらないでほしいと願った試合でした